2006年06月11日

直接的に求める?間接的に求める?

今回は、数学の確率と物理の意外な?共通点についてお話します。

〔問題〕----------------------------------------------------------------
袋の中に、親玉と悪玉という2種類の玉がそれぞれ4個ずつ入っています。
その中から3つの玉を取り出すとき、少なくとも1つ親玉が含まれる場合の数を求めよ。
----------------------------------------------------------------------

親玉ってどんな玉?、悪玉ってどんな玉?というのはみなさんのご想像におまかせします。

ちなみに、僕は問題を作ってから、いろいろとイメージを膨らませてしまいました。

でも、それは置いといて、ここで僕が言いたいのは、この問題を解く方法は2つあるということなんです。

1つ目の方法は、場合分けをして真正面から直接的に求めていく方法です。

(場合分け1)親玉が1個のとき
(場合分け2)親玉が2個のとき
(場合分け3)親玉が3個のとき

と3つに場合分けして、それぞれの場合を計算し、その後、足し合わせていく方法です。

3回も計算しなくてはいけないので、めんどくさそうです。

2つ目の方法は、問題で問われていない、「残り」を求めていく方法です。

ここでは、親玉が一つも含まれない場合を計算します。

なぜ、その方法で答が求まるかというと、合計8個の玉から3つの玉を取り出す全場合の数を、簡単に計算することができるからです。

全体を計算してから、親玉が含まれない場合を引き算すれば、答を得ることができます。

(親玉が少なくとも一つ含まれる場合)=(全体)−(親玉なしの場合)

という計算です。こちらは、簡単そうですね。

全体についての情報が簡単に手に入る場合は、直接的に計算するだけでなく、全体から引き算して求めてく方法も取ることができます。

2つの計算方法のうち、簡単な方を選べばよいのです。


物理にも、同じような話があります。

仕事やエネルギーを求める場合は、必ず2つの計算方法があるのです。

どんな場合でも、全体については、エネルギー保存則が成り立っています。

ですから、直接的に仕事やエネルギーを計算する方法だけでなく、エネルギー保存則を使って、間接的に計算する方法が必ずあります。

  必ずあるんですよ。
  ~~~~~~~~
ですから、2つの方法をちゃんと思い浮かべてから、簡単な方を選びましょう。

やみくもに一方を選んで突き進もうとすると痛い目にあいます。



tahara_phys at 21:53たとえ話で語る物理   この記事をクリップ!
今なら無料で受けられる
10講座

物理ネット予備校
最新の記事
メルマガ
メルマガ登録・解除
楽しい《たとえ話》で直観的に分かる物理の考え方
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
ブログランキング
こちらのランキングで上位進出を狙います!
クリックをよろしくお願いいたします!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキング にほんブログ村 科学ブログへ
カテゴリー
本を出版しました!





読者の方の感想です!
自己紹介
田原@予備校講師
はじめまして。

「微積で楽しく高校物理が分かる本」著者の田原真人です。

田原のプロフィールはこちらです。

このサイトは、メールマガジン「楽しい《たとえ話》で直感的に分かる物理の考え方」の記事をもとに作成しています。これは、現在、3300人以上の方が読者登録をされ、まぐまぐで「殿堂入り」した、大人気メルマガです。

読者の方から、「以前に配信されたメルマガも読みたい」という声があり、このサイトをつくりました。


物理ネット予備校公式ページへ
リンク集
物理おすすめ問題集
最新のトラックバック
Archives
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)