2006年06月12日
郡司ペギオ幸夫
僕は、郡司ペギオ幸夫という人の書いた「生成する生命」という本を、8年間
読んでいます。
「意思決定可能であるとはどういうことか」ということについての本なのですが、
難解で、なかなかすっきり分かりません。
もちろん、ずーと読みつづけているのではなく、1年おきに、「ペギオ週間」
がやってきて、そろそろ分かるかな?と思い、挑戦するのです。
概念を理解すると言うのは、本を読んだときに分かるというよりも、あるとき、
突然、
「そうか!」
と電気が走ったように分かるような気がします。
僕は、この本の中に出てくる「パズルの変質」という言葉の意味が、ずっと
うまくイメージできませんでした。
ところが、これが、あるとき、突然分かりました。
それは、草野球をやっているときでした。
同じチームの人のお子さん3人組(3,4,5歳)が、
「干からびたてひび割れた水たまりの土をはがす遊び」をしていたのです。
だれがはがした土の塊が大きいのかを競っていました。
ところが、4歳の子が、突然、足で土を踏み固めてから、でっかい土の塊を
はがしたのです。
これは、ルール違反ですが、そもそも、ルールがあったかどうかもあいまいです。
その後、遊びは変質し、3人はみな、足で土を踏み固め始めました。
僕は、これを見た瞬間、「パズルの変質だ!」とつぶやき,長年の疑問が一瞬にして解けました。
「変化(暴走)に開かれつつ、ある秩序に従っている」という場というものを、具体的な形でイメージできたのです。
その後、ペギオ本を読むと、今まで分からなかったところが、すーと頭に入りました。
(別のところで、また、止まってしまいましたが。)
こういう経験をしてしまうと、もう止められませんね。
今年も、そのうち、ペギオ週間を作ろうと思っています。
▽ここの「スライドでの紹介」に「パズルの変質」が簡単に説明してあります。


