2006年10月16日
「具体」の吉原治良展を見に行った
吉原治良さんという人は、とにかく「オリジナリティ」を大事にしていたようです。
「具体美術協会」では、若い芸術家に、「とにかく俺を驚かせろ!」と言っていたという
話も読みました。
彼自身の作品を、ずっと見ていくと、海外の前衛アートの影響を受けながら、自分の
オリジナリティを捜し求めているように見えました。
そして、晩年になって書いたのが、「円(まる)」でした。
部屋を移って、目の前に現れた大きな、一筆描きで書いたような「まる」を見て、
「この人、ついに見つけたんだな!これ書いたとき、本当にうれしかっただろうな」
と思って、感動してしまいました。
最初から、たくさんの作品を順番に見ていたので、吉原さんのテーマというか、
問題意識というか、そういったものがなんとなく感じられるようになっていて、
「円(まる)」を見たときに、吉原さんのやりたかったことが、端的に形になっている
ような気がしたのです。
ついに答えを見つけたような、ぴたっとはまったような、そんな感じを受けました。
僕は、吉原さんについて詳しいわけではないので、作品について誤解している
可能性は大きいのですが、何より、
「抽象画を見て、感動してしまった!(涙が出そうになった)」
というのが、驚きでした。
アートってすごいな。


