2007年09月08日
受験の思い出(田原編)
現役合格にまったく届かなかった僕は、浪人生活に突入し、某大手予備校に通うことにしました。
1年間の浪人生活のモチベーションを保つため、当時の僕としてはまったく手の届かなかった「京都大学」を第一志望に決めました。
(偏差値20くらい足りませんでした)
予備校の講義を受けて、実力がついていく実感はあったものの、偏差値は、そう簡単には上昇カーブを描かず、模擬試験では結局、すべてD判定という結果のまま、1月になってしまいました。
そんな成績であったのにもかかわらず、プライドの高かった?僕は超強気の志望校選択で、理科大・慶応・早稲田、そして、国立は前期・後期とも第一志望の京大を受けました。
(こんな生徒を見かけたら、今の僕なら、思いとどまるように熱心に勧めます。)
そして、受験がスタート!
まずは東京理科大。
物理で相互誘導が出る。
磁束密度の式に、透磁率μがつくのかどうかをど忘れしてしまい、
B=μH と、H=μB
と、2つの式を目の前に書き、どちらの式が心に響いてくるかやってみましたが、
どちらも同じくらい響いてしまいました。
結局、右の式を選んで大問を一つ落としてしまいました。
結果は、不合格。
残る受験校は、超難関大ばかり。
D判定の僕には、現実が重くのしかかってきました。
次に慶応。
どんな問題が出たのか、まったく覚えていません。
普通のできだったのだと思います。
結果は、補欠合格。
補欠が繰り上がることがあるのかどうかを、友人に聞いてみると、
「兄の場合はこなかった」などという否定的な情報ばかり。
ドアをバタンと閉める音が、「浪人」と聞こえました。
そして、早稲田。
物理では得意の単振動が出る。
当時の僕は、打者に例えれば、「打率2割2分だが、真ん中低目だけはめっぽう強い」みたいな受験生でした。
そして、その得意の真ん中低目が、ここで来たのです。打球はスタンドへ。
幸運はまだ続きました。
続く数学でも、なんと、単振動をテーマにした問題が出題されたのです。
今までやったことのない奇跡の連続ホームラン。
そして、D判定を覆して合格してしまいました。
最後の京都。
国語と理科は、それなりにできたと思いますが、数学に歯が立ちませんでした。
結果は、不合格。
というわけで、無謀な挑戦だったのだが、運良く受かってしまったというのが、
僕の大学受験だった気がします。
実は、この中に、受験生のみなさんに気づいてもらいたい点があるんです。
■受験は一発勝負!模試の判定は関係ない
受験生の頭の中には、予備校が発表している「偏差値表」がしっかりと根づいて
しまっています。
だから、私立の受験を終えて、うまくいっていない場合、こんな風にかんがえて
しまうのです。
「偏差値55の大学に落ちてしまった。」
「そんな僕には、偏差値65の大学なんて受かりっこない。」
「いわんや70をや」
でも、実際には、例えば物理なら、3問ほどの問題が出題されて、その得点が合否に関係します。
1年間やってきたのに、たった3問しかやらせてくれないんですよ。
得意な問題が出れば解けるし、(僕の早稲田みたいに)
法則を忘れてしまっていればできない。(僕の理科大みたいに)
うまく展開がはまれば、判定なんて覆して合格してしまうし、逆に悪いほうに転んでしまえば、安全圏と思っていた大学にも落ちてしまう。
実際に、僕の私立大学の合否を見れば、
偏差値表 東京理科大 < 慶応 < 早稲田(応物)
合否 否 補欠 合格
と、完全に逆転しています。
ですから、
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私立大学に落ちて、自信を失って、下を向いているいるのではなく、
明後日、出るかもしれない問題を解きましょう。
「私立大を全部落ちたが、第一志望の国立大だけ受かった」という人は、毎年、
けっこう、多いんですよ。、
あと試験まで見直すだけなら50問くらい復習できます。
その中から、3問すべてが出題されれば、私立大学の合否なんて関係なく合格します。
入試というのは、そういう試験なんですよ。


