2007年09月17日

網走一家の養子(陽子)たち

今回は、原子核の構造についてのたとえ話です。

原子核は、正に帯電した陽子と、帯電していない中性子からできています。

なぜ、正に帯電したもの同士が結合していられるのでしょうか?
なぜ、帯電していない中性子が結合していられるのでしょうか?
なぜ、陽子だけ、中性子だけからなる原子核がないのでしょうか?

これらの疑問を解決したのは、湯川秀樹でした。
今回は、湯川の「π中間子理論」を僕なりに、たとえ話にしてみました。

★たとえ話スタート★

北海道の網走一家の親分は、日本中から有望な子供を連れてきては網走一家の
養子(陽子)にしていました。

養子になった子供は、独特の髪型をすることになっていました。

髪の毛をほとんど剃り上げ,プラスの形だけを残すのです。
ちょうど上から見るとこんな感じに見えます。

   (+)

 頭を上から見た図

網走一家には、お正月恒例の行事がありました。

夜中3時、氷点下の屋外に4人の養子が集められ、2つの暖かい帽子を渡されて、
「夜が明けるまでここで過ごしなさい」と言われるのです。

4人の養子たちは、頭がさむいので、2つの帽子を交代でかぶります。

こんな感じです。

 (+)( )
 ( )(+) 
  ↑
帽子をかぶっていない養子

交代! 交代!

 ( )(+)
 (+)( ) 


このようにして、寒い中、帽子を交換するということによって、4人は互いに近く
に集まっていることになります。


明け方、親分が迎えにきました。

4人の養子のうち、2人は帽子をかぶっていました。

親分は帽子をかぶっている2人を呼んで言いました。

「お前たち2人は、網走一家の印を帽子で隠している。」
「そんな、お前たち2人は、もう養子ではない」
「帽子をかぶっていない、あの2人に忠誠をちかって子分になれ!」

 

網走一家には、2種類の人たちがいます。

全国から連れてこられて、正月恒例行事の後も養子であり続けた人。

そして、正月恒例行事の後、養子籍から外れて子分になった人。

一家の中では、後者を、「忠誠子」と呼んでいました。

★たとえ話終了★


帽子をかぶっていない養子は、頭の(+)印が現れます。→陽子
帽子をかぶっていない養子は、頭の(+)印が隠れます。→中性子

ここで、帽子はπ中間子のたとえです。

帽子をかぶっているのが中性子です。

陽子と中性子という2種類の素粒子が核力によって結合しているというよりは、
陽子と陽子の間を帽子が行ったり来たりしていて、帽子をかぶっているときが
中性子になっていると考えたほうが、正しいイメージに近いです。

これを、僕は、「田原の帽子理論」(笑)と呼んでいます。

「田原の帽子理論」によれば、こんな原子核が存在しないのも納得できます
よね。

 (+)(+)   ( )( )


左の場合は、帽子が足りているのです。集まっている理由がありません。
右の場合は、帽子がないんです。集まっている理由がありません。

というわけで、「田原の帽子理論」によって、うまく説明できました。



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