2007年09月29日
脱DNA宣言
武村政春著 『脱DNA宣言』を読んだ。
日経サイエンス2007年9月号 「生命の起源」という記事を読んで、RNAワールド以前の化学反応ネットワークから生命が誕生したという節を読んで、そんならRNAワールドはどんな感じかな?と思って読んだ本。
自己組織化的な視点から言えば、小さなネットワークが結合して、次第に大きなネットワークが形成されていくというストーリーのほうが納得がいく。
「RNAが中心で、DNAはRNAのバックアップコピーと考えれば、見え方が変わってくる」という話が面白かった。
RNAキャッシュについては、この本を通してはじめてその存在を知った。
日経サイエンスの記事と合わせれば、化学反応ネットワークのバックアップコピーがRNAということも言えるのか?
ジャンクDNAに関する研究が進み、セントラルドグマに反する実験結果が現れてくると、いろいろと面白い話が出てくる。
生物学の根幹に関わる話なので、これからも目が離せない。


